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霧島山(新燃岳):火山の状況に関する解説情報(第006号)

12月2日16時0分
福岡管区気象台 鹿児島地方気象台

<噴火予報(噴火警戒レベル1、活火山であることに留意)が継続>
 新燃岳では、火口直下を震源とする火山性地震は11月25日以降次第に減少し、火山活動がさらに高まる傾向は認められません。

新燃岳では、火口直下を震源とする火山性地震は11月25日以降次第に減少し、前10日間の地震回数は本日(2日)15時までで132回と、少ない状態で経過しています。
 
 監視カメラによる観測では、新燃岳火口の噴煙及びその周辺の地熱域の状況に特段の変化は認められません。
 
 新燃岳近傍に設置している傾斜計では、特段の変化は認められません。
 
 GNSS連続観測では、霧島山を挟む基線及び新燃岳を挟む基線の伸びは停滞しており、特段の変化は認められません。
 
 新燃岳では、火口直下を震源とする火山性地震は減少し、火山活動がさらに高まる傾向は認められませんが、今後の火山活動に留意してください。
 
 火山性地震の回数は以下のとおりです。なお、回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
 
             火山性地震
 11月29日         0回
    30日         0回
 12月 1日         0回
     2日15時まで   12回

活火山であることから、新燃岳火口内、火口縁及び西側斜面の割れ目付近では、火山灰の噴出や火山ガス等に注意してください。
 地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。

火山の状況に関する解説情報(詳細)
https://www.jma.go.jp/jp/volcano/info.html

  • Posted : 2024/12/02
  • Published : 2024/12/02
  • Changed : 2024/12/02
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