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福岡管区気象台 鹿児島地方気象台
<噴火予報(噴火警戒レベル1、活火山であることに留意)が継続>
新燃岳では、火口直下を震源とする火山性地震が増加しています。火山活動がさらに高まった場合は、噴火警戒レベルを1(活火山であることに留意)から2(火口周辺規制)に引き上げる可能性があります。今後の情報に注意してください。
新燃岳では、10月下旬頃から火口直下を震源とする火山性地震が増加しており、昨日(23日)からはさらに増加し、火山活動が次第に高まってきています。火山性地震は、本日(24日)15時までの前24時間で79回、前10日間で233回発生しました。
本日、気象庁機動調査班(JMA-MOT)が実施した現地調査では、新燃岳西側斜面割れ目の地熱域に特段の変化は認められませんでした。また、西側斜面割れ目からの噴気は認められませんでした。
監視カメラによる観測では、新燃岳火口の噴煙及びその周辺の地熱域の状況に特段の変化は認められません。
新燃岳近傍に設置している傾斜計では、特段の変化は認められません。
GNSS連続観測では、霧島山を挟む基線及び新燃岳を挟む基線は停滞しており、特段の変化は認められません。
新燃岳では、噴煙や地熱域、地殻変動の状況に特段の変化は認められませんが、火山性地震が増加しており、今後火山活動がさらに高まる可能性があります。今後の火山活動に関する情報に注意してください。
活火山であることから、新燃岳火口内、火口縁及び西側斜面の割れ目付近では、火山灰の噴出や火山ガス等に注意してください。
地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。
火山の状況に関する解説情報(詳細)
https://www.jma.go.jp/jp/volcano/info.html