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福岡管区気象台
<火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続>
阿蘇山では、火山活動が高まっており、中岳第一火口から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
本日(15日)、気象庁機動調査班(JMA-MOT)が実施した現地調査では、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は1日あたり800トン(前回(5月9日)1600トン)と少ない状態でした。
また、本日午前中に実施した中岳第一火口の現地調査では、湯だまり内に噴湯を確認しました。その他の状況には特段の変化は認められませんでした。
本日06時過ぎから振幅が増大していた火山性微動は、11時過ぎから小さくなっています。
噴煙の状況や地殻変動の状況に特段の変化はありません。
火山性微動の振幅に一時的な増大がみられており、火山活動に高まりが認められます。
中岳第一火口から概ね1kmの範囲に影響を及ぼす噴火が発生する可能性があります。
中岳第一火口から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。また、火山ガスに注意してください。
地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。
火山の状況に関する解説情報(詳細)
https://www.jma.go.jp/jp/volcano/info.html