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桜島:火山の状況に関する解説情報(第007号)
- [Registrant]熊本市
- [Language]日本語
- [Location]熊本県 熊本市
- Posted : 2025/01/24
- Published : 2025/01/24
- Changed : 2025/01/24
- Total View : 122 persons
Web Access No.2489081
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福岡管区気象台 鹿児島地方気象台
<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
1月20日から24日15時までの桜島の活動状況をお知らせします。南岳山頂火口及び昭和火口から1kmを超えて飛散する大きな噴石や小規模な火砕流を伴う噴火が発生するおそれがあります。
桜島では、活発な噴火活動が続いています。
南岳山頂火口では、噴火が10回発生し、うち5回が爆発でした。噴煙は最高で火口縁上2500mまで上がりました。弾道を描いて飛散する大きな噴石は最大で7合目(南岳山頂火口より約900m)まで達しました。
また、同火口では、期間を通して夜間に高感度の監視カメラで火映を観測しました。
昭和火口では、噴火及び火映は観測されていません。
火山性地震は少ない状態で経過しています。噴火に伴う火山性微動が発生しました。
17日に実施した現地調査では、これまでの観測と比較して、南岳南東側山腹や昭和火口近傍における地熱域の状況に特段の変化は認められませんでした。
20日に実施した現地調査では、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は1日あたり3200トン(前回14日、2300トン)と非常に多い状態でした。
GNSS連続観測では、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)を挟む基線で長期にわたり姶良カルデラの地下深部の膨張を示す緩やかな伸びがみられています。
桜島では、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)の地下深部にマグマが長期にわたり蓄積した状態であり、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量も概ね多い状態であることから、今後も噴火活動が継続すると考えられます。今後の火山情報に注意してください。
火山性地震、爆発の回数は以下のとおりです。なお、火山性地震の回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
火山性地震 爆発
1月20日 6回 1回
21日 2回 1回
22日 5回 2回
23日 7回 1回
24日15時まで 1回 0回
南岳山頂火口及び昭和火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るため注意してください。
爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。なお、今後の降灰状況次第では、降雨時に土石流が発生する可能性がありますので留意してください。
火山の状況に関する解説情報(詳細)
https://www.jma.go.jp/jp/volcano/info.html